絞り値(F値)を変える時はどういう時なのか?
って事を僕自身が疑問に思ったので、どういうシーンで操作するべきなのかをちょっと例を出して紹介したいと思います。
要するに絞り優先モードにしてF値を優先して撮るべきタイミングはどういう時なのか?って所ですね。
わかりやすい例を出していくので、いつも通り極端な違いを作るのはご容赦下さい(笑)
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もくじ
ボケを作るか作らないか
一番大きいのは一眼レフの特徴でもある「ボケ」をコントロールする時にF値を操作すると言っても良いのではないでしょうか?
ボケを強くしたい時は絞りを開放(F値を下げる)事になります。F値を下げる事でボケが強い画像を撮影しやすくなるので、例えば被写体を強調した画像を撮りたい時にF値を下げて絞りを開放します。
被写体に限らず、背景も含めて全体的にしっかりと捉えて撮影したい時はF値を上げて絞って撮影する事になります。
これによって画像の印象が結構大きく変化しますよね。一部分だけにフォーカスを当てるのか、全体がハッキリ見える画像にするのかを変える際にF値で絞りをコントロールする事で変化を与える事が出来ます。
手ブレを防ぐために絞りを開放する
絞りを開放する(F値を下げる)と光を沢山取り込めるようになります。
つまり暗い場所でも明るい画像が撮りやすくなるという事です。
僕がF値3.5ぐらいのカメラを使ってて不便だと感じたのは、ちょっと暗い場所での撮影時にどうしてもシャッタースピードが遅くなってしまう事でした。
ちょっと暗い場所で行われる祭りだとか、夜景を撮影する時にどうしても三脚が必須になってしまいます。手で持っている状態ではブレるぐらいのシャッタースピードになってしまうんですね。
暗いとシャッタースピードを下げるしかなくなる
絞り値が3.5が最大ぐらいのレンズだと、どうしても暗い場所に行くと光を取り込むためにISO感度を上げて更にシャッタースピードを遅くするしかなくなるんです。
そうなると手ブレが強く発生してしまいます。僕はディズニーシーでちょっと暗いエリアに入った時にそれをやってしまいました…子供向けのアトラクションが沢山ある場所だったんですけど、どうしても暗いからシャッタースピードが遅くなりました。
F/3.5が限界なため、どうしてもシャッタースピードも遅くなってしまいます。1/15は結構遅いといえるスピードです。
これがどうしてもイライラしたので、もっと明るいレンズが欲しい…とF値が低いレンズを探したぐらいです。
F値を下げて明るく出来れば手ブレを抑えられる
F値を下げる事で明るく光を取り込める事になるので、その分シャッタースピードを無理に上げる必要がなくなります。
いつでもどこでも三脚を使って止まった被写体を撮れれば良いんですが、どうしても僕の主な目的が「子供を沢山撮って綺麗に残したい」という親ばか全開の自己満足なので、手ブレするようじゃ困るんです。
だから明るいレンズにして更に子供を綺麗に撮れるようにF値を下げて、絞りを開放して撮影する…と言う事になります。
スポンサードリンク動きを撮りたい時に絞って撮影する
最も多用するのは恐らく水の動きを撮影する時…ではないでしょうか?
水の動きを撮影しようと思うと、どうしてもシャッタースピードを下げなければいけません。シャッタースピードを下げると光を大量に取り込む事になるので、絞って撮影して明るさを調整する事になります。
これを理解していないと、滝の動きなどを綺麗に撮影しようとしても真っ白になってしまって「何も見えないじゃん!」と頭を抱える事になるのです。ちなみにこれは先日までの僕の事でもあります…(笑)
絞りをコントロールする事によってシャッタースピードに変化をつける時にも有利に働くようになるのです。そういう時のためにもF値の設定については覚えておくと良いでしょう。
水の動きの違いについて
以前も書いていますが、シャッタースピードに変化をつける事によって動いている物体を全く別のように撮影する事になります。

カメラのシャッタースピードの違いと変化は?動く人を撮る時は早めで
こうやってシャッタースピードを変える事で、水などの動きのある物体を違うように撮影する事が出来るようになります。
絞りを変える場面まとめ
サクッと説明するとこういう時になります。
- ボケ具合をコントロールする時
- シャッタースピードをいじる時の明るさ調整
- 手ブレを抑えるために絞りを開放する
この三つが大きな用途になると思います。ボケ具合のコントロールはほとんど常に行う必要があるので、そういう意味では常に絞りはイジる必要があると思います。
どうしても一眼レフを購入した直後はボケを活かした画像を沢山撮りたいんですけど、慣れてくると「全体がハッキリ見える画像も大事だな」と改めて実感するので…(笑)
そういう時に絞って撮影する大事さを感じるようになるので、絞る時は絞る、絞りを開放する時は開放する…とメリハリをつけた方が良いですよね。
今回は大雑把に絞りを調整するシーンについて紹介してみましたが、こんな用途で絞りを調整すると良いと思いますよっと!