ちなみにこれは僕の撮った画像じゃないです(笑)
子供やペットを撮影する時に困るのが「はい、チーズ」が使えない事ですよね。
子どもやペットは大人が言う通りに止まってくれません。だから動いている最中を撮影する事になります。
動いている最中になると、どうしても被写体ブレを起こしてしまいます。ですがカメラって実は設定をしっかり行えばその被写体ブレを起こさなくする事も出来るんです。
今回はこの子供やペットを撮影する時に被写体ブレを起こさない方法について紹介したいと思います。
初心者向けに紹介するだけなので、基本中の基本の話になります(笑)
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もくじ
ぶれずに撮影する設定方法
動いている被写体を撮影してぶれてしまう理由は大きく分けて二つです。
- 自分の手がブレている
- 設定が間違っている
この二つになります。今回はこの設定方法について紹介したいと思います。
スポーツモードを使う
最近のデジカメには便利な事にオートモードの一つに「スポーツモード」がついています。基本的にはこれを使えば問題はありません。僕が使っているCANONのカメラにはこれがついています。
スポーツモードの時はシャッターボタンを押している間はずっと撮影する連写モードになっているので、子供が動いている最中に撮影するにはうってつけという事になります。
単純にスポーツモードだと子供がよっぽど高速で動かない限りはしっかりと綺麗に被写体を捉える事が出来ます。その代わり動きのある写真を撮る事は出来ませんが…。
子供が動いてても顔がブレる事なく、手足もブレずに綺麗に撮影する事が出来るので、まずは「子供がブレて全然まともに撮影出来ない!」って人はスポーツモードを使ってみる事をオススメします。
シャッタースピード優先AE
CANONの場合は「Tv」アイコンがついているシャッタースピード優先AEを使うと結構楽に調整が可能になっています。
シャッタースピードだけをコントロールして、他の部分は自動的にやってくれるセミオートモードという事になります。これで1/125〜1/500ぐらいのシャッタースピードに調整すれば、まずブレる事はないです。
これぐらいのシャッタースピードだと、子供も猫もどれだけ動いていても、その撮影した瞬間を切り取って保存する事が出来ます。
子供が特に動きまくってどうしようもない時なんかはこのモードで撮影すると結構味のある感じに切り取る事が出来ます。子供がこっちを見ながら走っている瞬間を切り取るの、結構楽しいですよ〜!
あまり動きが強くない時は1/125やそれ以下のスピードに落としても問題ありません。ですがこれらにはどうしても問題が出て来ます。それは明るさの問題です。
シャッタースピードを上げると暗くなる
シャッタースピードを上げる事で、高速で動いている子供やペットでも綺麗に切り取って画像を撮影する事が出来ます。
ですがシャッタースピードを上げるという事は、光をあまり取り入れられなくなる事にも繋がるので画像が暗くなる可能性があります。もちろんこれには他の設定やレンズの最大開放値にも影響されます。
これらについては詳しくはここに書いてあります。

カメラのシャッタースピードの違いと変化は?動く人を撮る時は早めで

F値(絞り)とは?ピントをボケやすくしたりコントロール出来ます
シャッタースピードだけではなく、絞りによって明るさは異なるのでそこは注意が必要です。最大開放値がF/1.8などのレンズを持っている場合は、室内でもそこそこのシャッタースピードで撮影する事が出来ます。
室内で撮影する時に気をつけよう
室内でも電気をしっかりつけてあったりすれば、そこまで暗い画像が仕上がる事はないでしょう。
ですが昼間で窓をあけているだけの状態だと、逆光などになると想像以上に明るさに影響を及ぼす事になります。外の明るさと室内の暗さの違いが明確になってしまうんです。
僕も初めて一眼レフを触った時にこの想像以上の落差に驚きました。外の明るさに合わせてしまって、室内にいる娘や妻の顔がほぼ真っ暗…なんて画像が出来上がったりしました。
だから室内での撮影の時にこそ、この明るさに気を配った方が良い…と言う事になります。
明るいレンズを持っていれば問題ない
結局ここで必要になるのが「明るいレンズ」という事です。
明るいレンズを持っていれば、F値を1.8などにして室内でも明るく撮影する事が出来るようになります。そうなると結構良い感じに子どもやペットを撮影する事が出来ます。
僕はそれが目的で単焦点レンズでF/1.8を購入しましたから…(笑)
スポンサードリンク手ブレを抑える努力もしよう
最近のカメラは大体手ブレ防止機能がついているので、実はコレに関してはあまり意識しなくても良い気はします…(笑)
被写体ブレでブレてしまう事はあっても、手ブレでブレてしまう事は僕もほとんどありません。だから別にここはあまり必要ない気はします。
でも一応、カメラを撮影する時は手がぶれないように意識する事もしておきましょう。でも本当にこれは最低限の注意だけで十分だと思います。そんな専門知識が必要なレベルではない…はず…きっと…(笑)
シャッタースピードを遅くする時はちゃんとした知識を持って手ブレを抑える必要がありますが、早くする分には全く問題ありません。適当に片手で撮影してもそうそうブレないと思いますよ〜。
晴天の外ならシャッタースピードは上げられる
僕の妻が気に入っている画像で、娘が幼児の頃に小さなプールの滑り台で滑っている時の画像でした。
滑り台で滑った先にある水が足に当たって飛び散っていて、娘が楽しそうに目を閉じて顔をそむけている瞬間を撮影したものです。
水しぶきも綺麗にハッキリ捉える事が出来ていたので、それを妻は凄く気に入っていました。そしてその画像を撮ったのはまさかのiPhoneです(笑)
だから妻は「iPhoneの方がカメラは良い」ってずっと言ってました。ただある程度の勉強をした状態の僕から言わせるとそれは以下の条件が揃っていたからなんですね。
- 外での撮影
- 晴天だった
- 周囲に障害物が一切なく日陰がなかった
だからシャッタースピードも簡単に上げられるし、シャッタースピードが上がっても綺麗に撮影出来るし…という好条件が揃っていたわけです。
これはコンデジで撮影する時もデジイチ(一眼レフ)で撮影する時も同じです。この条件が最強なので、外で晴天の下で撮影する時は綺麗に撮影出来ると思いますよ。
撮影条件も考慮して決めよう
外でも多少の曇りならシャッタースピードを上げても問題ありません。問題が出るとすれば曇りどうこうではなく、日陰があるかないかです。
晴れている日に日陰にいる子供を撮影しようとすると、周囲との光の違いで一気に暗くなる可能性もあるので注意して下さい。
オートやセミオートで撮影していると顕著ですが、大体明るい方に合わせてくれるので子供がいる日陰の部分は暗くてほとんど見えませんでした〜なんて事になりかねません。
長くなってきたのでそろそろまとめます(笑)
スポンサードリンク子どもやペットを撮影する時のコツまとめ
- 子どもやペットを撮影する時はシャッタースピードを上げるのが常識
- シャッタースピードを上げると暗くなりやすい
- 暗い室内での撮影時のみ注意
- 明るいレンズがあれば暗い室内でも結構いける
- 明るさに差がある場所での撮影は注意
こういう感じになります。
子供は絶えず動き回っているので、その分だけちょっとシャッタースピードを上げる必要があるので、そこと明るさについてだけ気をつけてばOKだと思います。
ただ基本的にはスポーツモードで撮影すればそれで全然OKだと思いますよ〜試しに僕は運動会をスポーツモードで撮影してみましたが、結構それだけで乗り切れましたから(笑)